2023年5月31日 浦和レッズvsサンフレッチェ広島

観戦レビュー

試合結果

2023明治安田生命J1リーグ 第11節
2023年5月31日(水)19:34
試合結果:2-1
今シーズン:4勝2分0負

浦和レッズ公式サイト 試合速報
https://www.urawa-reds.co.jp/game/sokuhou_recent/?game=1731

試合の見どころ

広島の注目はスキッぺ監督でしょうか。広島と言えば選手が変わろうが監督が変わろうと3-4-2-1が主体ですが、昨年スキッぺ監督が就任してからは布陣は変わらずも、固い守備をベースに縦に早いサッカーを展開し、一気に上位クラブへと返り咲きしました。昨年までのレッズはCFが収めることを重視していなかったため、広島のサッカーが力強く羨ましくも感じていました。
しかし、今年は興梠選手も帰ってきて、カンテ選手もおりますので、似たもの同士の対決になりますが、上積みのある広島か、勢いのレッズが、どのような決着になるのか楽しみです。

試合内容

久しぶりのホーム参戦となりましたが、それはACLファイナルで調子に乗って北ゴール裏に行ったり、街に繰り出してバカ騒ぎした結果、体調不良になったため。反省します。

南から見る北景色は安心します。すっかり南の住人になりました。

試合はキックオフから一進一退の展開が続きます。やや広島が押している感じはしましたし、レッズはミスが多く打開できていない感じはありますが、お互いにチャンスがありながら中盤でのせめぎ合いが続いている前半でした。その中で関根選手が活躍を見せてくれたこと。ボールを持った時の仕掛けもそうですが、何よりファーストチョイスがシュートというのが良く、実際の得点の匂いもしていました。この試合、点をとって欲しかったです。
前半はともかくカンテ選手にボールが収まらなかったこと、これは荒木選手が強くて高いのも大きな要因でしたし、モーベルグ選手も連動不足が理由でしょうが結果ハマらず、関根選手だけに光明がさす展開となりました。そして何と言っても広島のDFの強さ・硬さが目立った前半でした。

選手を入れ替えずに後半そのまま望みましたが、後半開始早々に川村選手の突破からシュート、西川選手が弾いて、詰めていた森島選手に先制点を取られました。その後メンバーを変えずに押し込むシーンもありましたが、決定的になったのは前線3人の入れ替えから。日頃スタメンでありこの日は控えに回っていた興梠選手と大久保選手、川崎戦で活躍を見せたリンセン選手の投入で流れを一気にレッズ側へ持っていきます。主審の影響もあると思いますが、比較的試合を止めるタイプのせいか、それまではどうしても試合が途切れ途切れになっていた印象でしたが、興梠選手と大久保選手が入ったことで連動性が増したこと、特に興梠選手にボールが入ってからの捌きが絶妙で、一気に攻撃のリズムが出てきます。またリンセン選手も川崎戦で何かを掴んだのか、左サイドから中央に流れてチャンスシーンを作っていくプレーは、ザックジャパンとは逆になりますが熟成すれば「右で崩して左で決める」という形になりそうで、なんだかオラわくわくしてきています。加えて前半のロングボール作戦で走らされたの効いてきたのか、広島の選手が少しずつ遅れ始め、後半20〜30分は完全にレッズの時間帯です。
結果は酒井選手のクロスなのかシュートなのかでの得点と、ロスタイムにリンセン選手の落としを伊藤選手が決めて見事な逆転勝利となりました。

2-1で勝利の電光掲示板。大旗と手拍子が試合のテンションを伝えてくれます。

この日のヒーロー伊藤選手。試合を通じて、伊藤選手が安居選手以上に裏への抜けをしていたため、最初はトップ下なのかと勘違いしそうになりましたが、試合を通して要所で裏抜けし続けたことが、最後興梠選手とリンセン選手の間に入ったプレーに繋がったのだと思います。涼しい天候ではありましたが走り抜きました。

浦和で育った漢は俺たちを熱くしてくれます!

次の試合はホームで鹿島アントラーズ戦。
この広島戦も上位対決で負けることは許されない、必ず勝って欲しい試合でしたが、次の鹿島戦も上位対決でありライバルであり広島戦以上に絶対に勝ちたい試合。勝って次節へ繋ぐことが出来たのが何よりです。

ハイライト

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